代理出産の母 豊永映美
子作りに励んでいたがなかなか授からず、検査した所、娘はいわゆる不妊だった。順風満帆な娘夫婦に突きつけられた悲しい現実。娘夫婦は悩みに悩んだ末、ある結論へ到達した。ある夜、娘夫婦は神妙な顔つきで母映美を見つめていた。手元には不妊の診断書。突然の事に狼狽する映美に、娘はこう言った。私の子供をお母さんが産んでください、と。愛する娘の悲しい顔は見たくないと、映美は分かったと頷くしかなかった。それから数日後、映美の妊娠可能日を調べ、遂にその日を迎える。娘に見守られながら、娘婿と行為する。互いに緊張していたが、無事映美の中に婿の精が放出された。そして数ヶ月後。無事着床し、映美のなかで確実に育っている子供。その成長に合わせるかのように、映美のなかの女も又目覚め始め…。